2025/06/03 21:49

2024年の秋、思わぬ理由で人生の方向を変える必要に迫られた私は、これからの自分の生き方について毎日考え続けた。これまでのキャリアを活かしながら現状維持をするか?それとも、心の中で長い間くすぶっていた願望を実行に移すか?長い間自問自答しながら出た答えは、「挑戦する」だった。自分の思うがままに、遠慮なく。

今まで仕事を通じて行ってきたことには特に不満はない。むしろ好きなことを仕事として続けていられることに幸せを感じているし、人やチャンスに恵まれた幸運にも感謝している。
ただし、「自分が特に苦もなくやれることだけ」を仕事にするか、「達成できるかはまったく分からないこと」に挑戦するかは、天と地の違いがある。
自分のブランドを作るという夢は何年も心の中の片隅にあった。それほど長い間実行に移さなかったのは、フルタイムの仕事をずっとしていたので物理的に時間を取りづらかったことと、挑戦して失敗するのが恐ろしかったからだ。
ただし、「自分が特に苦もなくやれることだけ」を仕事にするか、「達成できるかはまったく分からないこと」に挑戦するかは、天と地の違いがある。
自分のブランドを作るという夢は何年も心の中の片隅にあった。それほど長い間実行に移さなかったのは、フルタイムの仕事をずっとしていたので物理的に時間を取りづらかったことと、挑戦して失敗するのが恐ろしかったからだ。

人は誰しも夢に向かって進む権利がある。それは理解しつつ二の足を踏んでいたのは、ひとえに上手くいかなかった時の恐怖と絶望に他ならない。
生まれついてのチャレンジャー精神を持っている人は別として、多くの人は好きなことであるほど実際に挑戦することをためらうのではないだろうか。
生まれついてのチャレンジャー精神を持っている人は別として、多くの人は好きなことであるほど実際に挑戦することをためらうのではないだろうか。

上手くいかない結果を想像する度に内心ぞっとしながら、それでも内なる情熱を消すことができなかった私は、現状を受け入れることにした。つまり、やってみなければ分からないということ。言うまでもなく、すぐに良い結果が得られるはずもない。そして、やるからには覚悟を持って全力を注ごう。そうしてブランドのコンセプトやフィロソフィーを考え、修正し、デザインを考え、また修正し、いくつかの手続きやプロセスを経て〈HAUTE CURATE〉が誕生した。夢は実現した。まだほんのスタートラインに立っただけだけれど。

1年後の自分はどんなことをしているか、人は誰も知ることはできない。それでも前に進もうともがくのは、人生が挑戦しがいのあるレースだからだ。自分のブランドは他と比べると幾分かマイペースかもしれないが、それでも亀のように着実に歩み続けていきたい。